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    キスの場所で22のお題「7、唇 (愛情)」
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      「7、唇(愛情)」へのキスです。
      キスの日ということで定番カップルで書いてみようと思います。
      でも甘くないかもしれない。
      甘くないのも好きなのですよ!

      sinful relationsで書きます。
      R15です。

      続きからよろしくお願いします。

      ※時間軸的には第二話の直後、アパートに帰ってからということで(何)
      会社帰り、車の中で沙矢が送ってと言っても彼は、あっさり拒み、
      柔らかく強引に、馴染みのホテルに沙矢を連れてきた。
      雨が降りしきる中、彼に抱かれながら、
      意識がばらばらになってしまうかと、思った。
      それほどまでに熱をたたえ、覚めない思いを自覚した。
      壊れそうに、名を呼んで彼を見上げる。
      うわ言で呟いた名前は一体誰なのと、聞きたくても
      権利すら、主張できない。曖昧で、簡単に霧散する関係だ。

      何度も交わされるキスは、ほろ苦くて煙草の味だった。
      上唇から、下唇を指がたどり、食む。
      神経からしびれて、ただキスに酔いしれる。
      呼びたい。
      呼ばれたい。キスで彼を感じたい。
      願いつつ、あっという間に朝が来て、沙矢はまたひとつ無意味な涙をこぼした。
      送ってくれた人の背中は広くて、泣けてくるほどに愛おしい。
      落としてしまったピアスの代わりにとプレゼントしてくれた
      ピアスが、耳元で輝いている。
      唇を指でたどると、あの時のぬくもりが胸に蘇るけれど
      彼の熱までは、とても遠かった。
      次にいつ会えるかは、彼次第。
      気の向くままに翻弄されても、構わないとさえ感じていた。
      惹かれ堕ちることを恋というなら、とっくに恋をしている。

      端麗すぎる容姿の彼だが
      中身はとても、不器用なのだろう。
      シャワーでも流せなかった彼が残したぬくもりは、沙矢の心のなかに息づいていた。
      | お題(キスの場所で22のお題) | 00:33 | - | - |
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